超駆庵

ひまつぶし

タイトル変更の話。

はてなダイアリーでは個々の記事の最後にコメントやらトラックバックやらのハイパーリンクがついている。んで、よく分からない「Permalink」ってのもついてる。何じゃらホイとクリックしてみるとその記事にリンクしている検索サイトの検索結果やら何やらが出てくる。なるほどこれは便利だ。私ははてなダイアリーを無料版で使っていて今はまだ有料サービスには手を出していない。そこで無料版なりに疑似アクセス解析とでも言うような使い方を「Permalink」で代用していた。


新しい記事をあげて数日してから、他人がどんな検索をしてこのサイトを見つけたのかを(と言っても検索結果に含まれるだけなのでその他人がこのサイトを開いたかどうかは分からない、せいぜい検索サイトのクロール能力が分かる程度でしかないが)眺めて楽しんでいた。


ある日ふと見るとヤフーのblog検索で「花散里」がヒットしている。花散里は言うまでもなく源氏物語のヒロインの一人で、幼なじみ属性が好きな私のお気に入りキャラの一人でもある。しかし流石に超が付くほど有名な古典文学の登場人物だけあってこの名前をタイトルにしている人がたくさんいる。これではいけない。まさに中二病をこじらせたまま大人になってしまった私のような人間は、よそ様と同じタイトルのblogなどやっていてはいけないのだ。


ジオログの「寒月庵」は『吾輩は猫である』の登場人物にして私が高校時代読み漁った寺田寅彦をモデルにしていると言われている水島寒月から拝借した名前である。ちなみに寒月の辞書的な意味は「冬の夜空に皎皎(こうこう)とさえて見える月。寒い夜の月。[季]冬。 (Goo辞書より)」となっており、なかなか詩的でステキ指数も高く、その点でもお気に入りである。


そこでまたしても雅号っぽいタイトルを考える。タバコが趣味だから「深紫庵」とかどうだろう。女性名のシンシアっぽくてシャレが効いてる。ググる。「紫庵」でたくさんヒットする。他人とかぶるのは中二病的によろしくない。その後いくつか頭を捻って検索、ヒットするから已める、という作業が続く。人間の想像力には限界はないはずなんだが私は所詮凡人である。私の考える程度のことなら既に誰かが考えているのだと世間の厳しさを目の当たりにする。


ウンウン唸りつつ部屋を見回すと山と積み上げられたギターのエフェクターに目が止まる。オーバードライブばかりだ。そういや以前は気が付けばオーバードライブ買ってたってくらいオーバードライブにこだわってたなぁ。工房系やらビンテージクローンやら渡り歩いて結局お手軽な現行機種に落ち着いたなぁ。ピコーン(頭の上に電球がともる)。


いいじゃん、オーバードライブいいじゃん。脳みその限界を超えた思索の世界に没入したいと願ってた私にはうってつけじゃないか。松岡修造氏ではないが、いつでもハートを燃え上がらせた生き方はカッコイイではないか。あとはそれっぽい言葉にするだけだ。オーバーだから超とか越とか?外套ではないよな。ドライブだから駆とか動とか?財布を忘れてカローラIIに乗るのは少し違うかな?うーんうーん。


で、「越動庵」と相成りました。今後ともご贔屓に。


脳みそとハートはいつも限界を超えてフルパワーでブン回していきたいものです。