超駆庵

ひまつぶし

筆で塗らない話。


チマチマとマスキングをしていて気付いたのだが、筆で塗るのなら甲板の上に貼り付いてる小さな構造物も一緒にマスクしてしまって後から筆でレタッチすればいいのではないかろうか?こんなに必死に隠したり出したりする必要はないのではないか?

そもそもこのサイズを数回〜十数回と重ね塗りするのは完全に時間の無駄ではないか?リノリウム甲板を筆で塗って、筆の跡がガッツリ残ってがっかりしているのではないか?同じことを軍艦色でもやるのか?どうせがっかりするだけなのに?



と、いうことでスプレーにしました。

子供の頃、口約束を反故にされて大人は嘘つきだと憤ったものであるが、自分が大人になって分かったのは、大人は嘘をつくのではなく間違えるだけなのだ、間違いを正しい方向に修正するのは悪いことではないのだ、ということ。

スプレーで吹いたのはいいんだけど、この地方は冬場には山から海にかけて強い風が吹き下ろしてくるので噴射する塗料のコントロールが難しく、結局ドップリと塗りたくってしまった。塗料も残りわずかで均一に吹き出してくれなかったし。エアブラシ欲しいなぁ。


エアブラシ買ったところで室内にきちんとした塗装ブースを設置できないのならば意味がなく、塗装ブースを設置できるのならばエアブラシでなくてもいい。貧乏人のジレンマですな。

お金をけちって工夫で何とかしたいのだけれどもさすがに部屋の中でスプレー吹く度胸はないし、吹けるように装置を作っても結局換気の問題が大きいからある程度の出費は覚悟しなくれはならない。難しいなぁ。宝くじでも買うかね。



この右側のレールと第2砲塔の間の部分がよく分からなかった。こんな感じでいいのかな。他の部分も軍艦色とリノリウム甲板色でちょっとづつ手直し。三日月の時より上手くできるといいんだけど。



筆で手直ししながらレールの間も塗り直す。このあとレールにかぶっちゃった茶色を灰色で修正。この画像(いつもより大きい)だと筆塗りした茶色部分のデコボコした筆の跡が分かりやすいですね。


いよいよ上部構造物に手を付けていきましょう。色塗りはどうしようかな。筆で塗るとスプレー部分と色が違っちゃうだろうしスプレーにすると今回のコンセプトが丸つぶれだし。ま、その辺も追々。